あのね おかあさん 忍忍だより 東松幼稚園 No.39
2009.11.20 (金)
― 大成功の☆大収穫祭 ―
あまくておしいい おいもやさん
おいも担当 波多、掘
≪お店のオープンにむけて≫
2日間じっくりとグループで看板作り、ポスター作り、試作品作りなど準備してきました。はやし組さん、皮をむく係。うみ組さんさつまいもをゴシゴシ洗う係。そして もり組さんは、さつまいもを切って、茹でた物を濾す係をしていました。
アルミカップにビスケットを入れて、絞り器で芋を絞り出す係は1つずつ、うみ、はやし、もり組さんみんなすることができました。試作なので味を確かめなくては!
早速お弁当の時に味見しました。「どうかな?おいしい?」の保育者の問いかけに「おいしい」「いいよ」大好評。中でも もり組カコさんは真剣な顔で「先生、おいしいけど、もうちょっと甘いといい」保育者に伝えて来ました。
「ありがとう。明日はもう少し砂糖入れようね」と約束。
帰り、一生懸命お仕事をした子どもたちに、お給料をあげ、お金を銀行に預け「明日、いよいよオープンですよ」と話をし、さようならをしました。
≪オープン当日≫
お手伝いのお母さんに手伝って頂きながら、もり組さん 濾して絞り。うみ、そら、はやし組さんはアルミカップにビスケットを入れる係に分かれ、短い時間の中で120個スイートポテトを作りました。濾す作業は力を使うので、もり組さん。ヘラを使ってがんばりました。絞りは好きな盛り付けでしました。
≪さあ〜、お店がオープンしますよ≫
ホールにセットしたお店。他のお店も沢山並びます。
店の後ろにスイートポテトを運び、それぞれの持ち場につきオープンです。
もり組さん注文、お会計をし、はやし組さんに「ポテト1つちょうだい」と声をかけます。はやし組さんチョコスプレーで飾り付けをし、お皿にのせ、うみ組さんに「できたよ」。うみ組さんは落とさないように慎重に前のカウンターに運びます。
運ばれたスイートポテトをお客さんのお弁当箱に入れてあげるのは、やっぱり、もり組さん。お客さんが少なくなると「いらっしゃい!いらっしゃい!」「おいもおいしいよ〜」と呼び込む はやし組さんでした。
≪お財布を持って買い物≫
「お買い物していいんの?」と買い物も楽しみにしている子どもたち。
オープンの声を聞き財布を持って、お店の並ぶホールへ。
「なに買おっかな」「100円です」「はい」とお金を出します。1人ではチョッピリ心配の小さい子には、やっぱりもり組さん。手をつないで一緒に買い物をしています。買った物をグループのレストランに置いて、また買い物へ。お芋、おにぎり、みそ汁、フルーチェ。沢山買ってみんなで頂きました。
*手伝って下さったお母さんありがとうございました。とても助かりました。
   
フルーチェやさん
フルーチェ担当 吉田、荒井
水曜日の話し合いの結果。チョコスプレーをかけて、カップにみかんを飾ることになりました。当日はマスクをつけて、バンダナもつけて、うみ組さんはエプロンもつけて準備完了!!
フルーチェと牛乳を混ぜるのは、はやし組さん! はじめはゆっくり、ゆっくり混ぜていましたが・・・慣れてくると もういいよ〜 と思わずつっこみたくなるくらい豪快に思いっきり混ぜていました。次にフルーチェをカップによそるのはもり組さん。スプーンですくってカップの半分ほど入れるのですが、『たれる、たれる〜 そんな小さいことは気にしない!』と、こちらも仕事っぷりは意外と豪快でした。
フルーチェをカップに入れる⇒おぼんに乗せる という流れをつかんで来るとスムーズにこなしていました。そのカップに入れたフルーチェは、うみ組さんの所へ運ばれます。うみ組さんはチョコスプレーをかける仕事です。「ちょっとずつね〜」と見た瞬間「おっと〜!かけすぎ〜!」表面がチョコでいっぱいになる位ずつね」とお手伝いのお母さんたちと一緒にかけ初めると、上手に”ちょっとずつ”かけていました。完成すると・・・ちょっと予定より遅れてしまいましたが、無事に開店することが出来ました。前半の店員さんは、少し照れてなかなか声が出ません。それでも「せ〜の、いらっしゃいませ〜!!」と声をそろえていました。レジの前は交代しながら、うみ組さんも上手にお金を受け取っていました。後半に店員さんは「フルーチェはいかがですか〜!」と大きな声!!後ろにストックしてあるフルーチェをレジの横に運ぶのも自然に行っていました。
お客さんになると、一度にたくさん買って、落とさないように、しっかり持って歩く子。もり組さんとうみ組さん手をつないだり「おにぎりはどこ?」と探したり、お買い物を満喫しました。
待ちに待ったご飯の時間。おにぎりをガブッと食べて「おいしーい!」の声!!
「これクッキーが入っている!(スイートポテト)」「みそ汁、にんじん入っているよ!」と、会話もはずみます。まずはじめに自分たちが作ったフルーチェを食べる子もいました。帰りの集まり「作る所が楽しかった!」「買うところ!」とそれぞれの印象と思い出ができたようです。
お米やさつま芋など、育てて下さった方への感謝の気持ちも知り、大成功、大盛り上がりの一日になりました。
   
おみそしるグループ
おみそしる担当 吉村、管野
朝から、子どもたちのテンションは高く。園庭で小佐野先生から『忍忍米』のお話を聞き、おいしいおにぎりを楽しみに、お部屋に戻り、調理スタート!
エプロンとバンダナをつけると更にテンションUPに!。もり組さんはしっかりと他のクラスのお友だちにエプロンを着けてくれたり、お互いに着け合ったりしていました。お手伝いのお母さん方に下準備をしていただき、ツティク状の野菜(ニンジン、大根)を、もり組さんと、はやし組さん、うみ・そら組さんがペアになり、「こうやって切るんだよ」と声かけながら全員が包丁でトントン・・・と切ることが出来ました。
そして、お店がオープンです!。2つのグループに分かれてお買い物グループ・店番グループがスタートしました。お店屋さんでは「いらっしゃいませ!」「おみそしるいかがですかー?」と大きな声で呼び込み、お金を受け取ると「はい、おみそ汁券です」としっかり渡していました。
お買い物では、自分たちで作ったお財布を持ってお店屋さん(ホール)へ!。空っぽのお弁当箱がだんだんと品物でいっぱいになっていくのを、ニコニコで見つめる子どもたち。お部屋に戻る時も、そーっと、そーっとと運んでいました。
いただきますの前に、もう一仕事。とっても大切な出来たてのおみそ汁を届けるために、券と引き換えです。もり組さんの出番!。他のスイートポテトグループ、フルーチェグループのお部屋におみそ汁をよそって分けに行きました。そして、みんな揃ってグループごとにいただきますをしてお食事です。
食べ始めると、まず「忍忍米」のおにぎりをパクッ!。「おいしーい」とニコニコで伝える子どもたち。その次には勿論みんなで作ったおみそ汁です。「あたたかいー」
「これ、オレが切ったやつかな?」と会話も弾みます。すばらくすると「おかわりー!!」とコップを持ってきます。3杯4杯とおかわりする子もいて、あっと言う間に大きいお鍋は空っぽです。
デザートのスイートポテトでは、下にクッキーが入っていたのにビックリ!。「あっ!クッキーが入っていた!」と、2度おいしい気持ちになりました。フルーチェは「カワイイ」「なんだかオシャレだねっ」という声も聞こえ、とっても楽しい食事の時間となりました。
今回の大収穫祭を通じて、食べ物のありがたみや、それを育てて下さった方への感謝の気持ちを感じることが出来ました。そして何より、何日間か時間をかけて縦割りの活動を行い、小さい子には優しくお世話をしようとする もり組さんの姿や、逆に、もり組さんてすごいなと憧れの気持ちを抱いていた、うみ・そら組、はやし組さんの姿が見られ、とても良い関わりをしていたのが印象的でした。とっても楽しく、おいしく温かい気持ちになれた収穫祭の1日でした。
お忙しい中、お手伝いをして下さったお家の方々、ご協力ありがとうございました。
   
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